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寛松庵

寛松庵

寛・・・かん、ゆた、くつろぎ
気持ちにゆとりがある。心がひろい。ゆったりと心が落ち着いているさま。
他に対して態度がゆるやかであること、さま。
 
松・・・まつ、しょう
強い生命力。長寿や不老不死を思い起こさせる植物。神様に近い存在。
長寿を祝い、松の緑のように永遠に栄えることを願う。

「わび茶は人と人を結びます」

揮毫は、日本画の巨匠・松尾敏男氏。
創業者夫妻が茶道を通して学ばれた人生訓が掲示され、お茶の道具、茶わん、掛け軸などが展示されています。
 
二畳間の茶室といえば千利休が造った「待庵」が有名です。
茶室は茶杓を削ったりするには充分な広さで、人と人が緊張感をもって交流するには二畳が良いといわれています。

禅語に「松樹千年の翠」という言葉があります

春は花、夏は新緑、秋は紅葉と感覚的な美しさに押されて、松の緑が人の目をひくことは少ないのですが、寒風が吹き雪の舞う季節になれば、今まで目立たなかった松の緑の美しさが改めて見直されます。
 
松は一年を通じて緑を保ち千年の齢を保つといわれ、転じて「うつろいやすい世の中の、うつろうもののみに目を奪われて、不変の真理を見失うようなことがあってはいけない。」という意味があるようです。

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